はじめに
投資を始めたばかりの頃、私は深夜のスマホ操作で 30 万円 を証券会社へ振り込む際に、口座番号を打ち間違えてまったく関係のない口座へ送金してしまいました。本記事では、その誤送金に気づいてから返金を受け取るまでの過程を時系列でまとめるとともに、組戻し手続きのポイントを共有します。
1. ミスの発端
- 状況:祝日前の深夜、ネット銀行アプリから証券会社へ入金。
- 結果:翌営業日になっても入金が反映されず、明細を確認して誤送金が発覚。胃がキュッと縮む瞬間でした。
2. 組戻しとは?
銀行振込の 誤送金を取り消す公式手続き が「組戻し」です。概要を整理すると次のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
依頼先 | 振込元(送金側)の銀行窓口またはコールセンター |
依頼期限 | 可能な限り早く(目安は振込日から 5 営業日以内) |
手数料 | 660〜1,650 円程度(銀行により異なる・成功不問で発生) |
必要書類 | 組戻し依頼書(郵送または店頭で記入) |
成功条件 | 受取人が返金に同意すること |
注意:相手が残高を引き出していたり、返金に同意しない場合は解決が難しくなります。とにかく早い連絡が重要です。
3. 組戻しの手順(実体験)
- 銀行コールセンターへ即連絡
週末を挟んだため、最短の平日朝一番で電話。事情を説明し、組戻しを依頼しました。 - 組戻し依頼書の受領
オペレーターの案内で依頼書を取り寄せ。数日後に自宅へ到着。 - 必要事項を記入して返送
振込日時・金額・誤入力した口座番号などを記載し、署名捺印後すぐに返送。 - 受取銀行・受取人の同意待ち
約 3 週間、銀行からの進捗連絡を待つのみ。 - 返金の確認
ある朝、残高が 30 万円増えているのを確認。銀行からの最終連絡で手続き完了。
4. スムーズに進めるポイント
ポイント | 具体的なアクション |
即連絡 | 気づいた瞬間、24 時間対応窓口でも良いので電話を入れる。 |
情報を整理 | 振込日時・金額・誤送金先口座番号をスクリーンショットで保存し、すぐに伝えられるよう準備。 |
進捗確認 | 1〜2 週間ごとに銀行へ状況を問い合わせると安心。 |
再発防止 | 登録済み口座への振込、またはリアルタイム入金サービスを利用する。 |
5. まとめ
誤送金は誰にでも起こり得るヒューマンエラーです。今回学んだ最重要ポイントは次の 3 つです。
- とにかく早く銀行へ連絡する
- 必要書類を速やかに提出する
- 進捗を根気強くフォローする
この 3 点を押さえれば、返金の可能性を最大化できます。本記事が「もしものとき」のお守りになれば幸いです。
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